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抜歯直後にも埋められる!?インプラント治療の抜歯即時埋入法と抜歯待時埋入法について
中崎町駅より徒歩3分の歯科、「タクマ歯科」です。
「できるだけ早くインプラント治療を終わらせる方法はないの?」と考えられている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
インプラント治療は半年~1年程度かかるのが一般的ですが、治療法によっては期間を短くすることが可能です。
この記事で抜歯後すぐにインプラントを入れられる抜歯即時埋入法の特徴やメリット・デメリットを正しく理解し、自分に合った方法を見つけましょう。

歯を抜いてすぐにインプラントを埋める「抜歯即時埋入法」
抜歯後すぐにインプラントを埋める方法を抜歯即時埋入法といいます。
抜歯即時埋入法のメリット
外科手術が1回で済む
従来のインプラント治療は、1回目の手術でインプラント本体を埋めて、2回目の手術で人工歯である上部構造とそれをつなぐアバットメントをセットします。
2回歯ぐきを切開する必要がありますが、抜歯即時埋入法の場合は1回で済むため患者様の身体的負担が少なく、精神的にも楽なのが特徴です。
歯がない期間がゼロ
抜歯後すぐにインプラント体を埋めてアバットメントと上部構造をセットできる抜歯即時埋入法は、歯がない期間がありません。
とくに前歯は人目につきやすいため「歯がない期間があると不安」という方は少なくありません。
見た目が大きく変わる心配がないのは抜歯即時埋入法の強みといえます。

抜歯した部分の顎骨が痩せにくい
抜歯後は歯がないことで咀嚼ができず、その結果顎骨が痩せます。
顎骨の上にある歯ぐきの形が変わるのもそれが理由です。抜歯即時埋入法は抜歯当日に歯が入って噛めるため、顎骨が痩せるリスクを最小限に抑えられ、歯ぐきの形も大きく変化しません。
抜歯即時埋入法のデメリット
一定の条件を満たさないと手術が受けられない
- 対象部位の顎骨に十分な厚みがある
- 周囲に歯周病や虫歯がない
- 顎骨に大きな欠損がない
- 歯ぎしりや食いしばりがない
- 重度の全身疾患を患っていない
これらの条件を満たさないと抜歯即時埋入法は受けられません。

従来の方法より感染リスクが高め
従来のやり方は1回目の手術でインプラント体を埋め込み、その後歯ぐきを縫合するため、外部からの感染リスクが少なめです。
一方で抜歯即時埋入法は歯ぐきを縫合せずに、組織に刺激が加わってすぐに噛める状態になることから、感染リスクが少し高くなります。
対応できる歯科医師やインプラントシステムに限りがある
抜歯即時埋入法は従来のインプラント治療よりも高いスキルが求められるため、対応できる歯科医師が限られています。
使用するインプラントシステムによっても適性が異なるため、気になる方は一度歯科医院へ確認しましょう。
抜歯即時埋入法の治療の流れ
①抜歯窩にインプラントを埋め込む
麻酔をして抜歯をした後、できた穴(抜歯窩)を専用のドリルで形成してインプラント体を埋めます。
②人工骨や自家骨で補填する
必要であればインプラント体の周辺を人工骨や自家骨で補充し、すき間を埋めます。
③アバットメントと上部構造をセットする
インプラント体と顎骨の状態を確認後、アバットメントと上部構造をセットします。上部構造をセットする前に仮歯を使ってかみ合わせや見た目を確認することもあります。
歯を抜いて一定期間待ってインプラントを埋める「抜歯待時埋入法」
抜歯後一定期間をあけてインプラントを埋める方法を抜歯待時埋入法といいます。
抜歯待時埋入法のメリット
理想の位置に埋めやすい
1回目の手術後に一定期間待つことで、インプラント体と顎骨がしっかり結合している安定した土台を作ることができます。
そのため、理想の位置に埋めやすく脱落リスクも低めです。
自然な仕上がりを重視する方やインプラントを安全にできるだけ長持ちさせたいという方に向いています。

適用範囲が広い
顎骨や歯ぐきがある程度損傷していても対処できる抜歯待時埋入法は、抜歯即時埋入法よりも適用範囲が広い傾向にあります。
感染リスクが最小限
組織が回復してから次の段階にすすむため、感染リスクを最小限に留めることができます。全身疾患を患っている方や免疫抑制剤などを服用している方は、抜歯即時埋入法よりも抜歯待時埋入法が向いているでしょう。
抜歯待時埋入法のデメリット
治療期間が長め
インプラント体と顎骨の結合や、組織の回復を待つ期間があるため、抜歯即時埋入法よりも治療期間が長くなります。
肉体的・精神的負担が増える
2回の手術が必要になるので、抜歯即時埋入法よりも肉体的・精神的負担が増える傾向にあります。
歯がない期間がある
見える部分である上部構造は2回目の手術時にセットするため、1回目の手術後の待機期間は歯がない状態になります。
部位によっては見た目に影響する可能性がありますので、接客業の方などは注意が必要です。

抜歯待時埋入法の治療の流れ
①抜歯をする
抜歯をした後、できた穴(抜歯窩)がきれいに埋まるまで約3~8か月待機します。
②インプラント体を埋める(1回目の手術)
専用のドリルで形成してインプラント体を埋めます。その後、インプラント体と顎骨が結合するまで約3~5か月待機します。
③アバットメントと上部構造をセットする
インプラント体と顎骨の状態を確認後、アバットメントと上部構造をセットします。上部構造をセットする前に仮歯を使ってかみ合わせや見た目を確認することもあります。
まとめ
インプラント治療は「抜歯即時埋入法」と「抜歯待時埋入法」の2種類に分けられ、それぞれメリットやデメリットが異なります。
抜歯即時埋入法はいくつかの条件を満たさないと受けられませんので、気になる方は事前に歯科医院へご確認ください。状態に合った方法を選択することで、納得のいく治療につながりやすくなるでしょう。